大人の男

紺野さんは物腰も穏やかで
大人の男ってカンジ。

 

 

そしてちょっと
遊び馴れてるかも??

 

 

そんな彼と
朗らかで話し上手な
奈美の会話は続く。

 

 

「へぇ、紺野さん
 サーフィンやるんですか?」

 

 

「そう、
 学生時代から趣味でね」

 

 

「すごーい!」

 

 

「スゴくはないよ」

 

 

 

二人は楽しそうに笑う。

 

 

奈美は
素直で可愛いタイプの女だ。

 

 

私も…課長さえいなきゃ
そこそこお愛想くらい
出来るんだけどさ!

 

 

 

「石堂さんは何か
 趣味あるんですかぁ?」

 

 

「別に」

 

 

 

会話終了。

 

ウチの課長は
ヒドく素っ気無い。

 

 

そりゃそうだ。

 

 

今まで何人の女子社員が
彼に挑戦して
撃沈して行ったか。

 

 

10年も会社にいるから
そんなことは
とうに知り尽くしている。

 

 

仕事人間で
面白くない男ってカンジ。

 

 

「店変えて、4人で飲もうよ」

 

 

紺野さんの提案に
奈美が乗った。

 

 

「いいですねぇ!!」

 

 

その頃私は結構酒が入って
いいカンジに
出来上がっていたので

 

 

もうどうでもよくなっていた。

 

 

どこをどう歩いて
次の店に行ったか
よく分からない。